冬アニメも観てるよっ。
まず驚いたのは映像研7話、原作でも特に好きな回です。しかも
アニメ版サブタイが「私は私を救うんだ!」、原作知ろうが知るまいが
胸に来る。エモい。さあ始まった。うわあなんて凄いアバン。
多忙な両親を持つ水崎氏が幼少期祖母と暮らしていたというアニオリは
首肯できる。養成所に通っていたという設定も、なるほどと思わせる。
水崎氏というアニメーションオタクの過去と現在を見事に表現している。すごいアニオリ。
おばあちゃんが庭に飲み残しのお茶を捨てるのは、この時すでに
歩行困難で台所に行くのがしんどかったからかな、とか
水崎氏が車いすに乗ってるシーンは後日おばあちゃんにノウハウを
伝えるために先に自分がマスターしておこうという気持ちもあったのかな、
でもきっとおばあちゃんはあの車いすに乗ることなく・・・
みたいなことが頭に浮かんで泣いてしまった。
YouTubeで Eizouken Live Reaction みたいなの観てたら海外のひとが
あのアバンで泣いてた。
子供の成長、祖母の老い、特異な振舞いをしていた子供が
今は液タブ上で線を躍動させている。人の営為と時間・・・
みたいなことが伝わるんだね。すごい作品だ。
ラストの水崎氏演説もよかった。わかりやすく五七五でいうと
原作で 泣いた私が 泣かされた
水崎氏決め台詞の後に冒頭のお茶を投げ捨てるシーンを挿入するとは。
これは強い。
コミュ障の浅草氏が背景外注美術部相手に大の苦手の交渉を、
しかも相手は全員上級生、という状況がホントかわいそうで
観るのがつらい。そんな側面もありますがこのアニメ、
素晴らしい出来栄えです。